WebサイトをLLMフレンドリーにする /llms.txt と、llms.txt を生成するツール Generate llms.txt をご紹介します。
/llms.txt は、Webサイトのルートディレクトリに配置されるテキストファイルです。このファイルには、LLMがWebサイトの情報を効率よく理解するために必要な情報が記述されます。具体的には、以下のような内容が含まれます。
/llms.txt ファイルは、Markdown形式で記述されるため、人間にも読みやすく、LLMも構造を理解しやすいのが特徴です。
/llms.txt を導入することで、Webサイトは以下のようなメリットを得られます。
以下に /llms.txt の具体的な記述例を示します。
# Sample Website
> このサイトは、ソフトウェア開発に関する情報を提供しています。
> 主なコンテンツは、プログラミング言語、フレームワーク、開発ツールに関する記事です。
## ドキュメント
- [Pythonドキュメント](/docs/python.md): Pythonプログラミング言語に関する詳細なドキュメント。
- [JavaScriptドキュメント](/docs/javascript.md): JavaScriptプログラミング言語に関する詳細なドキュメント。
## APIリファレンス
- [Sample API リファレンス](/api/ref.md): Sample API のリファレンス。
上記の例では、サイトの概要、ドキュメントへのリンク、APIリファレンスへのリンクを記述しています。
/llms.txt の導入は、以下の手順で行います。
/llms.txt は、LLMフレンドリーなWebサイトを実現するための重要なファイルです。導入は簡単で、Webサイトの価値向上につながるため、ぜひ導入を検討してみてください。
今後ますますLLMの活用が広がっていく中で、 /llms.txt はWebサイトの標準的なファイルになるかもしれません。今のうちから導入しておくことで、将来的なメリットを享受できるでしょう。
まず、/llms.txt のプロポーサルを出したのは Answer.AI という点に注目したいです。
また、/llms.txt を簡単に生成するツール Generate llms.txt を提供しているのは Firecrawl です。このツール経由で Firecrawl のサービスを知ってもらい、利用するきっかけづくりになっていると考えられます。
以上、/llms.txtを活用しつつ、OSSマーケティングも注力していきたい、現場からお送りしました。