初めて Engineering Manager になった方から相談を受けたので、回答した内容をご紹介します。
とある事業会社のソフトウェアエンジニアの方が、エンジニアチームのリーダー (役割的に Engineering Manager + Project Lead) になったとのことで、相談を受けました。
Googleドキュメントでのテキストベースのやり取りに加えて、Zoom でのビデオミーティングでやり取りした内容を組織や個人を特定できないようにリライトしてお送りします。
理由は、以下のとおりです。
効果的な 1 on 1 ミーティングのためにマネージャができること | by Taka Umada | Medium にかかれている以下の内容を実践していました。
適切な頻度を設定する状況によって 1 on 1 の最適な頻度は異なります。 若い人は多め、ベテランは少なめ 状況が変わりやすい職は多め、それほど頻繁に変わらない職は少なめ 入社直後は多め、その後は少なめ など、部下の状況や職務、習熟度によって変えていくほうが良いと言われます。とはいえ最低でも隔週で行ったほうが良いでしょう。 できるだけ定期的な予定を入れておくほうが良いですが、一回のミーティングの終わりと一緒に設定するのも一つのやり方です。
前提知識として「シニアエンジニアが多いので技術的なアドバイスは必要なさそう (私ができなさそう)」とのことでした。
まず、
シニアだからアドバイスは不要かもですが、エグゼクティブコーチングが普通に存在するので、どんな人にも一定の効果はあるとは思います。
というアドバイスを頂きました。
以下、参考情報です。
あとは、私個人としてはマネジメント対象のエンジニアの「この会社で働く理由」を最初にヒアリングしておくことをオススメしておきました。
(例) 特定の技術が使えるから、会社の事業ドメインに貢献したいから、給料が高いから、などなど
『ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法』 本間浩輔
『シリコンバレー式 最強の育て方 ―人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティング』 世古詞一
『How Google Works』 エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ, アラン・イーグル, ラリー・ペイジ
『小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード』 ジェイソン フリード, デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン, 黒沢 健二, 松永 肇一, 美谷 広海, 祐佳 ヤング
『Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』 Brian W. Fitzpatrick, Ben Collins-Sussman, 及川 卓也, 角 征典
電子書籍: O’Reilly Japan - Team Geek
『チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ』 エイミー・C・エドモンドソン, 野津智子
『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド』 Camille Fournier, 及川 卓也(まえがき), 武舎 広幸, 武舎 るみ
電子書籍: O’Reilly Japan - エンジニアのためのマネジメントキャリアパス
『エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング』 広木 大地
あとは、伊藤直也さんの記事を読みましょう。
『ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~』 | 石野 雄一
以上、初めての Engineering Manager になる方を応援している、現場からお送りしました。