『ファンベース ─ 支持され、愛され、長く売れ続けるために』佐藤尚之(著) を読んだので、書籍から得た知見をご紹介します。
採用広報の観点でファンベースの知見を得たく、この本を読みました。
以下、印象に残った箇所の引用とメモです。
要するに「ファンは周りの類友をファンにしてくれる」のである。 あとは「どうやってファンが周りに言いたくなるようにするか」である。いくらファンと言えども、何の脈絡もなく「この商品、大好きなんだよねー! 絶対のオススメ!」とか突然言い出すことはない。それじゃ単なる変人だ。 ファンがオーガニックなオススメをするきっかけを作る。言いたくなるような状況を作る。言いやすくなるような環境を作る。
? ファンがオススメしたくなるような仕組みづくり。
時代は動いていく。価値観もまた時代とともに変化していく。だからこそ、定期的にファン・ミーティングを開催してファンとの対話を増やし、ファンの(時代とともに動いていく)想いを知り、一緒に「価値」を変化・成長させていくことが大事なのである。
? 定期的なファンミーティングでアップデートして、ファン離れやズレを防ぐ。
ファンベース施策としては「共感・愛着・信頼」施策をまずちゃんとやることが重要だが、より支持が強い 4%のコアファンを作り、さらにLTVを上げていくためには、「熱狂」「無二」「応援」という 3つのアップグレード施策が必要である。全部をやる必要はない。どれかを小さく始めて継続することでコアファンの姿は見えてくる。とにかく一歩、踏み出すこと。担当できる範囲で始めてみること。それをオススメしたい。
? ファンベース施策を小さく始めて継続する。
一般的にマニアとかオタクは個人の趣味嗜好を強く優先し、そこを追求する。ファンベースでつきあうべきコアファンをそういう人たち中心だと考えてしまうと対応を間違える。土台となり支持母体となってくれるコアファンは、そういう「自己中心的な偏愛の人」ではなく、「企業の事情や方向性をわかった上での偏愛な人」にすべきである。ちゃんと企業の身になってくれる人を中心につきあうことを意識しよう。
? オタクをコアファンのターゲットにすべきでは無い。
以上、ファンベースを築いていきたい、現場からお送りしました。