GitHub SponsorsとOpen Collectiveの比較

Tadashi Shigeoka ·  Tue, January 9, 2024

GitHub SponsorsとOpen CollectiveどちらがOSSへのスポンサードに適しているか調べた情報をご紹介します。

背景 GitHub SponsorsとOpen Collective、どちらが手数料が安いか?

GitHub SponsorsとOpen CollectiveどちらがOSSへのスポンサードに金額の観点で適しているか調べてみました。

Open Collective を使ってみた - V - Medium

GitHub Sponsorsの手数料

金額の観点だけだと、個人でのスポンサードはGitHub Sponsorsを利用するのが良さそうです。

GitHub Sponsors は個人アカウントからスポンサーシップの費用を請求しないので、これらのスポンサーシップの 100% がスポンサー付きの開発者あるいは組織に渡ります。 GitHub Sponsors では、Organization アカウントからのスポンサーシップに対して最大 6% の料金が課金されます。 6% の料金は次のように分割されます。
  • 3% のクレジット カード処理料金
  • 3% の GitHub サービス処理料金

組織は、スポンサーシップの請求課金に切り替えることで、3% のクレジット カード処理料金を節約できます。 詳しくは、「請求書による GitHub Sponsors への支払い」を参照してください。

引用元:GitHub スポンサーについて - GitHub Docs

Open Collectiveの手数料

以下のように記載されていましたが、本当に3%なのかよくわかりませんでした。

使ってみた感想なのですが、まず手数料が 3% 程度で GitHub スポンサーより安いというのがとてもとても大きいです。

引用元:Open Collective を使ってみた - V - Medium

Open Collectiveの公式サイトやドキュメントを確認したところ、「ホスト手数料」の設定次第と理解しています。

$0:コレクティブにホスト手数料を請求しない場合 ¹

15%:ホスト手数料の収益のうち、プラットフォームが受け取る割合 ²

(1) Stripe、PayPal、またはWise を使用する場合、決済代行手数料が発生します。

(2) 例えば、ホスト手数料が10%で、コレクティブが1,000ドルの収益を上げた場合、ホスト手数料収益は100ドルです。プラットフォームはそのうちの15ドル(15%)を受け取ります。

引用元:Open Collective - Make your community sustainable. Collect and spend money transparently.

Fees Open Collective is free for Collectives, and for Hosts who do not charge a Host Fee to the Collectives they Host. If you do opt to charge a Host Fee, then 15% of that revenue will be charged as the Platform Share. I.e, if you charge a 10% Host Fee and your Collectives bring in $1,000, Host Fees will be $100 and of that 15% ($15) goes to Open Collective.

引用元:Becoming a Fiscal Host - Open Collective Docs

以上、GitHub SponsorsとOpen Collectiveを使い分けながら、OSSへのスポンサードを継続していきたい、現場からお送りしました。