[PostgreSQL] 他のPCから接続するための設定

Tadashi Shigeoka ·  Sun, March 11, 2012

PostgreSQL にて、他ホストから接続するための設定を調べたのでメモ。

postgresq.confファイルの修正

■ /usr/local/pgsql/data/postgresql.conf

#listen_addresses = 'localhost' # what IP interface(s) to listen on; 
                                # defaults to localhost, '*' = any

↓(変更)

listen_addresses = '*'

設定を変更後、PostgreSQLを再起動する。

/etc/rc.d/init.d/postgresql restart

接続できるクライアントを設定する

PostgreSQLの設定ファイルである pg_hba.conf にて、接続できるホストを制限しているので、これを変更します。

■ /usr/local/pgsql/data/pg_hba.conf

# TYPE  DATABASE    USER        CIDR-ADDRESS          METHOD

# "local" is for Unix domain socket connections only
local   all         all                               trust
# IPv4 local connections:
host    all         all         127.0.0.1/32          trust
# IPv6 local connections:
host    all         all         ::1/128               trust

■(例)全てのホストからの接続を許可する

全てのホストから、全てのデータベースへの接続を許可する場合、以下の記述を追加する。

host all all 0.0.0.0/0 trust

接続を制限する

pg_hba.confは1行で1レコードを構成しており、1行のフォーマットは以下のとおりである。

KIND DATABASE USER CIDR-ADDRESS METHOD

● KIND

「local」「host」「hostssl」「hostnossl」のいずれか。localはUNIXドメインソケット経由の接続、hostはTCP/IP経由の接続、hostsslはSSL経由の接続、hostnosslはSSLを使用しない接続を意味する。

● DATABASE 接続を許可したいデータベース名を指定。「all」とすると全てのデータベースを意味する。複数のデータベース名を指定したい場合は、カンマで区切る。

● USER 接続を許可するユーザ名を指定。「all」とすると全てのユーザを意味する。ユーザ名の前に「+」を付けるとグループ名を指定したことになる。複数のユーザ名を指定したい場合は、カンマで区切る。

● CIDR-ADDRESS KINDがlocal以外のときに指定する。接続を許可するクライアントのIPアドレスやネットワークアドレスを指定する。

例1)192.168.0.11/32・・・192.168.0.11からの接続のみを許可する 例2)192.168.0.0/24・・・IPアドレスが192.168.0.xであるクライアントのみを許可する 例3)0.0.0.0/0・・・任意のIPアドレスのクライアントを許可する

● METHOD ユーザの認証方式を指定する。代表的なものは以下のとおり。 trust・・・認証なし。無条件に接続を許可する。 reject・・・無条件に接続を拒否する。特定のホストやネットワークからの接続を拒否する際に使用。 md5・・・md5を利用したパスワード認証。パスワードを指定していないユーザは接続できない。 password・・・パスワード認証を行うが、BASIC認証のため、パスワードがそのままネットワークを流れてしまう。

・引用元:他ホストから接続するための設定 はてなブックマーク - 他ホストから接続するための設定

以上です。

【参考】

PostgreSQL8.3 クライアント認証 - 読書と技術となんか色々のログ - 楽天ブログ(Blog) はてなブックマーク - PostgreSQL8.3 クライアント認証 - 読書と技術となんか色々のログ - 楽天ブログ(Blog)