読書メモ『稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである』葦原一正(著)

『稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである』 葦原一正(著) を読んだので、書籍から得た知見をご紹介します。

稼ぐがすべて Bリーグこそ最強のビジネスモデルである

背景 スポーツビジネスに興味あり

いつかスポーツビジネスもしてみたいと考えていたところ B.LEAGUE のビジネスモデルについて触れている本を見かけたので読んでみました 📚

以下、印象に残った箇所の引用とメモです。

第2章 DNAとなった川淵流リーダーシップ論【リーダー論】

01 忘れもしない初めてのミーティング

プレイヤーズファーストを掲げてきた、まさに「川淵さんならでは」の発言だった。オーソライズを得た瞬間だった。また帰り際に「ありがとう。良い会議だった」「良い感じのメンバーがそろってきたな」とおしゃってくださったことも鮮明に覚えている。

本物のリーダーは、「傾聴力が高く、話したとしても、シンプルな表現のみ。そして何よりも飾らない。いつだってオープンだ」と、このとき、気づいたのでした。

📝 自分は考えながら長く話しがちなので、シンプルな表現をするように心掛けたい。

第4章 ターゲットは「若者」と「女性」【マーケティング戦略論】

01 攻めるターゲットを厳格にセグメントする

ライトなファン層を取り込むためのマーケティングを行うことで、新たなファンの拡大を図るのが一般的だが、私たちはライトファンの属性分析を続けていくうちに、コアファンが「誰を誘いたくなるか」「どういう情報を伝えれば誘おうと思うか」というメカニズムを解釈することのほうが大切だと気づかされたのだ。

📝 「コアファンが誰を誘いたくなるか?」が肝

04 マーケティング体質になるために心掛けたこと

入場者数は「ユニークユーザー × 回転率(年平均入場回数)」で分析できるが、たくさんのお客様に愛されたいからか、意外とユニークユーザー数にこだわってしまう経営者もいる。

📝 入場者数 = UU * 回転率

昔からスポーツマーケティングでさまざまな分析をしているが、全く興味ない人を1回連れてくるコストは、今5回来ている人を6回にするコストより、6倍かかってしまう。あくまでもフェーズ論ではあるが、まずは手堅くロイヤルティーの高いファンを集めて、その回転率を高める施策が王道だと捉えている。

📝 新規獲得よりもロイヤルカスタマーの回転率を高める施策が王道。

第5章 B.LEAGUE流! お金の稼ぎ方の本質【営業論】

01 事業戦略をもとに多方面に展開する

B.LEAGUEではスポンサーとは呼ばずパートナーと呼んでいる。これは旧来的な看板を切り売りした露出価値、そしてその費用対効果といった昔ながらの議論ではなく、B.LEAGUEの3つの理念を共有し、事業戦略を考えるところから一緒に、というスタンスだからである。パートナーを数社に絞っているのもこのためだ。

📝 「スポンサー」ではなく「パートナー」と呼ぶ。

希少性を上げること。Jリーグの契約パートナーは10社である。10社と付き合うのは現状のB.LEAGUEの規模ではハードルが高いので、5社と限定。1社当たりの金額を高めに設定した。そのなかで、旧来的な露出価値の話ではなく、データを活用した企業の課題にコミットするようにカスタマイズして1社1社のニーズにあわせた価値を提供することを重視した。

📝 Jリーグの契約パートナーは10社、Bリーグは5社

以上、スポーツビジネスにも興味がある、現場からお送りしました。