読書メモ『リモートワークの達人』ジェイソン フリード (著), デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン (著), 高橋 璃子 (翻訳)

読書メモ『リモートワークの達人』ジェイソン フリード (著), デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン (著), 高橋 璃子 (翻訳) を読んだので、書籍から得た知見をご紹介します。

背景 リモートワークの達人になりたい

リモートワークの達人になりたいので、この本を読みました。

以下、印象に残った箇所の引用とメモです。

オフィスをなくす必要はない

リモートワークの目的は、遠くに住むことじゃない。
オフィスがいらないからといって、すぐにオフィスを売り払う必要はない。同じ場所にいなくていいからといって、社員がみんなバラバラの街に引っ越す必要もない。
リモートワークの目的は、みんながいちばんやりやすいやり方で働くことだ。「こうしなければならない」という決まりはない。

📝 リモートワークの目的 = みんなが一番やりやすいやり方で働くこと。

家には邪魔が多すぎる?

人は誰だって、誘惑に負けることがある。そして無機質なオフィスにくらべれば、家のほうが誘惑が多いのは事実だ。でも、だから家で仕事ができないというわけじゃない。解決策を探せばいいのだ。
誘惑に負けないためには、まず何よりも、おもしろい仕事をすることだ。

📝 面白い仕事を用意する。

ひとつの場所に依存しない

社員全員を毎日オフィスに来させるのは、会社にとってのSPOFだといっていい。

📝 自分もこの考え方。

普段からリモートワークに慣れておけば、何があっても困らない。大嵐がやってこようと、家で業者を待つはめになろうと、いつもと同じように仕事ができる。
オフィス依存をやめることが、業務を止めないための大きな強みになるのだ。

📝 リモートワークに慣れておけば何があっても困らない。

ミーティングを減らそう

それ自体が悪いわけじゃない。ミーティングマネジメントは、仕事に必要なものだ。ただし、あまりに多すぎると、害になる。

📝 多すぎると害になる。

リモートワークの世界にも、ミーティングとマネジメントは必要だ。
ただし、すべてがオンラインの記録に残るので、どれくらい頻繁におこなっているかを嫌でも意識することになる。
ミーティングとマネジメントが減ってくれれば、みんなもっとハッピーになるはずだ。

📝 ミーティングとマネジメントを減らしていきたい。

顧客の不安をとりのぞく

まず1つめのコツは、営業をかける段階から、僕らが遠く離れた街にいる事実を知らせておくことだ。
(略)
2つめのコツは、過去の顧客と話をしてもらうこと。「何を聞いてもらってもかまいませんよ」 といって、こちらから連絡先を教える。
(略)
3つめのコツは、こまめに成果を見せること。
(略)
4つめのコツは、いつでも連絡がとれるようにしておくこと。直接会えないぶん、電話やメッセージをこまめに返す。
(略)
最後に、5つめのコツ。顧客をどんどん巻き込んで、一緒に仕事を進めていこう。当事者とし てプロジェクトに参加してもらうのだ。

リモートワーカーは人柄が大事

リモートワークでは、オフィスで働く以上に、人のつながりが重要になってくる。距離を克服するためには、良質なコミュニケーションが不可欠だからだ。

📝 リモートワークでは、人のつながり、良質なコミュニケーションが不可欠。

基本はシンプルだ。いやなやつは、雇わない。
ただしリモートワークではもうすこし念入りに、「いやな言葉」「感情的な対立」「悪いムード」 を徹底的に排除していくことが大切だ。

📝 シンプルに、嫌な人は雇わない。

地域で賃金差別をしない

僕らの会社は、生活費の安い地域の人にも都会並みの給料を払っている。

📝 同じ考えで、弊社も実践している。

文章力のある人を雇う

リモートワークには、文章力が欠かせない。
メールやチャットや掲示板で話しあいをするのだから、文章で相手に伝える力が必要だ。あなたが採用する側の人間なら、候補者の文章力を判定基準に入れたほうがいい。

📝 リモートワークには文章力が重要。

テストプロジェクト

候補者の仕事ぶりを知るためのベストな方法は、実際に試してみることだ。本格的に採用する前に、1週間か2週間だけお試し採用をして、小さなプロジェクトをやりとげてもらうのだ。もちろんタダ働きではなく、ちゃんと給料を払う。

📝 弊社も「お試し業務委託」を実施している。

ランチで人柄を見る

もしも本社にいるメンバーが少ないなら、リモートで同じようなことをしてもいい。たとえばグループのビデオチャット(グーグルハングアウトなど)に集まって、雑談をしてもらうのだ。 直接会うのが理想だが、できない場合はオンラインでもなんとかなる。

📝 自分も「ランチで人柄を見る」というのは選考にかかわらず、人間関係の構築で昔よくやっていた。

直接会って交流しよう

決まったオフィスがなかったり、社員が好きな場所で働いていたとしても、だからといってまったく会わなくていいということはない。ときには全員で集まることも必要だ。
僕らの会社では少なくとも1年に2回、約5日間は全員で顔をあわせるようにしている。

📝 自分も年に数回はオフラインで会うようにしている。

直接ふれあった相手とは、リモートでもコミュニケーションをとりやすくなる。

📝 同意。

リモートで働くからといって、つねに離れている必要はない。ときには直接会って楽しみ、やる気を補充しておこう。

📝 大事。

オープンソースから学ぼう

(1)自発的なモチベーション
(中略)
わくわくするような仕事にとりくんでいるときは、マネジャーが一挙一動を見張っていなくても仕事が進むのだ。

📝 好きだからやっているという状態を作る。

(2)オープンな情報

📝 企業でうまくやるには情報を極力オープンに保つ。

(3)リアルな交流
オープンソースのプロジェクトが軌道に乗ってくると、開発者たちが一堂に会するカンファレ ンスが開かれたりする。勉強会も各地でおこなわれている。

📝 オープンソースのカンファレンス、勉強会を参考にする。

もしもリモートワークに不安を感じているなら、こう考えてみよう。 「少なくとも、世界各地の3000人の開発者でひとつのものをつくろうとしているわけじゃないんだ」
自分のプロジェクトなんて、とても扱いやすいものに思えるはずだ。

📝 リモートワークの不安は考え方次第。

怠けよりも働きすぎに注意しよう

ところが、現実はそんなに甘くない。仕事がすべてになってしまうと、人はすぐに燃え尽きて しまうからだ。たとえ大好きな仕事でも、そればかりの生活に耐えられるものではない。むしろ 仕事好きな人ほど、限界が見えずに行きすぎてしまう危険がある。

📝 仕事が全てだと燃え尽きやすい。

働かないチームはいらないが、仕事ひとすじのチームも困りものだ。うまく息抜きできる人の ほうが、長く安定して成果をだしやすい。
働きすぎず、休みすぎず。 週40時間くらいが、ちょうどいい目安になるだろう。

📝 上手く息抜きしつつ、コンスタントに成果を出すチームづくり。

コンピュータを着替えよう

家で仕事をしていると、ただでさえ仕事と遊びの区別があいまいになる。ひとつのコンピュータを仕事と遊びの両方に使っているなら、これはもう致命的だ。

📝 仕事とプライベートの端末を分ける対策を、PCとモバイル端末どちらも実践している。

モチベーションの高め方

もっと現実的な対応策は、仕事とプライベートで別々のコンピュータを使うことだ。仕事には仕事専用の端末を使い、くつろぐときは別の端末を使う。そうすれば、仕事中に遊んだり、プライベートな時間に仕事をしてしまったりという事態を避けられる。

📝 モチベーションを引き出すには、飴と鞭は必要なく、楽しい仲間と仕事が必要。

以上、リモートワークの達人になりたい、現場からお送りしました。