メール配信システムを使うなら SPF、DKIM を必ず設定しよう
メール配信システムを利用するなら SPF、DKIM を必ず設定しておくことをオススメしたいという話をご紹介します。
背景 SPF, DKIM 未設定だとメールが届かない?
知人から「メルマガ配信システムで一部の方へメールが届かないことがあり、困っている」という相談を受けました。
調査してみたところ「SPF は設定されていたが DKIM が未設定」という状態だったので、恐らくそれが原因だろうということで DKIM の設定を勧めました。
SPF、DKIM とは
SPF (Sender Policy Framework)、DKIM (DomainKeys Identified Mail) については以下の記事が分かりやすかったので参考にしてみてください。
- SPF, DKIMの特徴と違い | SendGridブログ
- SPFとは? | SendGridブログ
- DKIMとは? | SendGridブログ
- SendGridからメール送信する場合のSPFとDKIMの認証の仕組み – 前編 | SendGridブログ
- SendGridからメール送信する場合のSPFとDKIMの認証の仕組み – 後編 | SendGridブログ
そもそも、なりすましメールの対策については 「なりすまし対策ポータル ナリタイ」 を一通り読むと理解できるので、ぜひ参考にしてみてください。
SPF、DKIM 設定する前提で料金プランを選択する
Amazon SES や SendGrid などは追加料金無しで SPF、DKIM を設定できますが、そうでないサービスも有るようでした。
例えば、「コンビーズメール」というメール配信システムは DKIM を設定できるプランが上位の料金プランとして用意されているようです。
つまり、安い料金プランに見えても「SPF、DKIM を設定したら割高な料金プランにになってしまった」ということが発生しやすいので、最初から SPF、DKIM を設定する前提で、各メール配信サービスの料金プランを比較することを推奨します。
各サービスの SPF, DKIM 設定
Amazon SES
AWS 公式ドキュメント:
- Amazon SES における SPF を使った E メールの認証 – Amazon Simple Email Service
- Amazon SES における DKIM を使った E メールの認証 – Amazon Simple Email Service
その他、参考になった記事:
G Suite
SendGrid
Zendesk
以上、初回のメール送信前までに SPF、DKIM を設定してメール到達率を上げていきたい、現場からお送りしました。