ネットワーク技術の個人的な勉強方法・ハウツーまとめ
同僚に「ネットワーク技術のこと教えてください」という相談をされたので、自分がネットワーク技術について学んできた過程やハウツーなどの情報をまとめたので、ご紹介します。
前提条件 ~ ネットワークエンジニアは目指さない
本記事は、ガチのネットワークエンジニアになってもらうための内容ではありません。
アプリケーションエンジニア(バックエンドエンジニア)で実務経験2年ぐらいの方に、なんとなく無線 LAN ルーターの設定ができるようになってもらえて、なんとなくネットが繋がらないときにどうしたらいいのか調べる方法を伝授するというような内容になっています。
”なんとなく” とかテキトーなことばかりを書いていると、ネットワーク警察がやってきそうですが…。
オススメのネットワーク本
まずは、ネットワークの知識が無いと話にならないと思うので本を読みましょう。
ネットワーク技術はウェブ開発の比べて、最新のトレンドを追っておかないとついていけないという感じにはならないです。なので、数年前の本でも読んで充分ためになります。
『パッ!とわかるネットワークの教科書』
僕が新入社員研修で読んだ本です。
ページ数が 133 ページと少ないのも魅力的です。
これ1冊を読んで理解すれば、ネットワークがパッとわかるようになるはずです。完全に分からなくても、分かったような気にはなれます。
『ネットワーク超入門講座』
CTO がエンジニア研修用に購入してくれた本です。
座学から入るタイプだと体系的にまとまっていて良いと思いました。”パッ!とわかる” と比べるとかなり内容がしっかりしていて、一気にハードルが高くなります。
『ネットワークはなぜつながるのか – 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識』
ネットワークの良書だとよく耳にします。
ネットワークの知識の付け方
雑に言うと、実践を通して知識を身につけました。
取っ掛かりとしては、家庭用の無線LANルーターの設定項目を全て理解することから始めました。多分、これぐらいだったらエンジニアでなくても、設定できるという人が多いと思います。
あとは、スタートアップの立ち上げ期から在籍しているので、過去にオフィスで使っていた Apple 製 AirMac Extreme の設定項目を見て、分からない用語があったら調べて理解するということもしていました。
検索のやり方 ~ ネット上にあまり情報が無い
ウェブ開発のときに検索結果で出てくる情報に比べて、ネットワーク技術に関する情報はネット上に少ないです。
なので、ちょっと調べて分からなかったらルーター固有の仕様などは、メーカーに直接お問い合わせした方が、自分で調べるより早いです。分からなかったら、ちゃんとサポートしてくれるのですぐ聞いてしまったほうが時間を消耗せずにすみます。
ネットが繋がらないときのトラブルシューティング
ネットが繋がらないときのトラブルシューティングですが、僕はざっくり以下の手順で確認してます。
確認手順
- WiFi に接続して、ネットに繋がるか確認する
- SSID が正しい?
- 同時接続台数の上限に達してない?
- IP アドレスが枯渇してない?
- Wi-Fi アクセスポイント or ルーターに LAN ケーブルを直接 PC と接続して、ネットに繋がるか確認する
- 大本の LAN ケーブルを PC に直接繋いで、ネットに繋がるか確認する
- LAN ケーブルを交換してみて、ネットに繋がるか確認する
今すぐ買って、手元に持っておきたい機材
ネットワークを司る者として、常備しておきたい機材は以下の通りです。
- LAN ケーブル
- Ethernet アダプタ
僕はいつもリュックの中に入ってます。
LAN ケーブル
何かあったときは有線 LAN で直接つないで確認した方が早かったりすることが多いので、LAN ケーブルはマストバイアイテムです。
LAN ケーブルの種類・カテゴリー
LAN ケーブルには色々な規格がありまして、安くて長い LAN ケーブルを買えばいいわけではないので、適切なカテゴリーを選んで購入しましょう。
LAN ケーブルの長さ
LAN ケーブルの長さは、あまり長くても邪魔で、短すぎると作業がやりにくいこともあるので、1.5 ~ 2.0 m ぐらいの長さを購入しておくと持ち歩きやすいですしオススメです。
Ethernet アダプタ
Mac ユーザーは LAN ケーブルを直接 PC に挿すことができないので Ethernet アダプタを購入しておきましょう。
ネットワーク速度計測ツール
雑にダウンロード速度 (下り) だけ測定したいなら fast.com にアクセスすればパッと分かるのでおすすめです。
Google fiber のサイトでは、アップロード速度 (上り) とダウンロード速度 (下り) の両方共を計測できます。
アップロード速度も確認したいときはこちらを使うのがおすすめです。
ザッと書きましたが、なんちゃってネットワークな現場からは以上です。