中国の国名コード CN と C2 の違い #country_code
PayPal API ドキュメントの国コード を読むと、中国には CN と C2 という2つ記載されていたのでその違いについて調べてみました。
背景 CN と C2 の国コード問題
CHINA
- CN (For domestic Chinese bank transactions only)
- C2 (For CUP, bank card and cross-border transactions)
日本語に翻訳すると、中国国内と国外の決済で CN と C2 の国コードを使い分ける必要があるみたいでした。
- CN (中国国内の Chinese bank での決済のみ)
- C2 (CUP [China UnionPay] 銀行カード、かつ、海外取引)
C2 は PayPal が独自に定義している国コードで、一般的には中国の国コードは CN です。
プログラムでの CN, C2 の扱い方
海外向け EC サイトを開発するときに決済手段に PayPal を選択肢として使う場合は、下記のような方針で実装するといいんじゃないかなと思いました。
- 配送国の選択肢には CN を使う
- PayPal API を使う部分だけ CN を C2 に変換して API を呼び出す
- 配送サービス (EMS や Shippo など) では CN を使う
- その他のロジックも全て CN で扱う
PayPal 独自の C2 は PayPal API を使うときだけ出てくればいいので、その他は全て CN を使うのがシンプルですよね。こうしないと中国だけ国コード判定のために CN, C2 のどちらも定義してあげないといけなくて微妙な実装になってしまいそうです。