本人に「メンター制度をやる必要がある」という認識がないと良い結果にはならないのでは?

Tadashi Shigeoka ·  Tue, June 28, 2016

職場でメンターを引き受けるか考える過程で、メンター制度について調べたこと、考えたことを書き残しておきます。

まずは「メンター」という言葉についてです。

メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味。メンター制度とは、企業において、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者をもうける制度のことで、日本におけるOJT制度が元になっている。メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたる。

次に、ネットで検索していくつかメンターについて書いてある記事を読んでみました。

メンターってなによ

メンターというのは、特定の分野において経験を持つ人が「世話焼き兄貴・姉貴」として、キャリアや仕事の進め方、トレーニング、コーチングなどをしていく人のことです。その対象のことをメンティと言います。 そのため、目的は対象となる人の迷いを取り除き、成長させ一人前にしていくことです。また、メンターを経験することでより大きな人数での指導的立場やサポートをしていくことの足がかりとしても大変有用です。

ここで重要なポイントは「メンティを成長させたいか?」という点だと考えてます。

対象のメンティの成長に関心がない場合は、メンター業務に対してモチベーションが上がることもないので、お互いのために引き受けるべきではないと思ってます。

ここでメンターに関して皆さんが具体的に出来ることをお話したいと思います。

ルール第1は、33%の法則です。皆さんの周りの人の33%は皆さんよりもレベルが低いです。皆さんは彼らのメンターになることができます。彼らを助けることで、皆さんは良いことをした、と気分が良くなります。皆さんよりも低いレベルの人がいると安心しますよね。 そして他の33%の人々は皆さんと同じレベルの人です。この人達は皆さんの友となり、仲間となる人達です。そして最後の33%は多くの人がその存在を忘れている人々です。彼らは10年、20年、皆さんの先を行っています。彼らは一緒にいると皆さんをすこし居心地悪く落ち着かない気持ちにしますが、これが皆さんには必要なのです。

覚えておいてください。よくある間違いは、自分より少しだけ優れた人をメンターに選ぶことです。自分も物事をよくわかっていないのに、同じ程度にしか物事をわかっていない人を選んではなりません。これを10Xルールと呼んでいますが、メンターには自分の10倍優れた人を選ぶべきです。100万ドル企業を築きたいのであれば、1000万ドル企業を築いた人にメンターとなってもらう。ものすごく成功した人にアプローチすることを恐れないで。彼らは直接会ってみると素晴らしい人ばかりです。

”メンターには自分の10倍優れた人を選ぶべき”なので、そうでない場合はメンティにとって効果は小さいと思うんですよね。

自分がメンティの立場だったら「少しレベルの高い人についてもらっても、何も変わる気がしない」と思いますね。

まとめ

メンターもメンティーの立場にもなったことがないのですが、どちらの立場でも本人に「メンター制度をやる必要がある」という認識がないと良い結果にはならないのではないでしょうか。