エンジニア採用前に考えたい、サービス・機能を終了させて仕事を減らすアプローチ

Tadashi Shigeoka ·  Tue, October 10, 2017

「開発リソースが足りないからエンジニア採用したい」、よく聞きませんか?

「忙しいから、とりあえずエンジニアが足りてないんだ…。」、僕もエンジニアなのでよく分かります。忙しい時期ほど、「エンジニアを何人か採用すれば解決するのでは?」って思いがちなんですよね。

でも、「そもそもその忙しくしている業務自体を、まず見直してみては?」と考えさせられる出来事があったので、本記事を書いてみました。

開発工数がめちゃ掛かる案件はまず相談する

開発工数がめっちゃ掛かる案件ということが、開発途中で発覚したということありませんか?

よくやりがちなのは「経営層からの依頼だから断れない」というだけの理由で、開発工数を超過して、その案件を完走させてしまうことです。

これは良くない判断で、事前に提示された開発工数だから Go の判断が出てるわけなので、その工数を超過する場合は、適宜相談しないと費用対効果が見合わなくなってしまうからです。

「そんなに開発工数が掛かるなら対応しなくて良い」という判断は、自社事業の開発ならより融通を効かせて対応してもらえるのではないかなと思います。

サービス終了・機能削減を提案する

「今、やってるサービスや開発に対してエンジニアの人数は全然足りてない。」

そういう状況に直面したときに、手っ取り早くできるアクションが1つあります。

それは、技術的な目線で開発・運用工数がめっちゃ掛かっているサービス洗い出して、ビジネスサイドの権限を持ってる人に提案して、やる仕事を減らすということです。

その提案を元に、話のわかるビジネスサイドの方なら「サービス終了」or「機能削除」or「継続」という適切な判断を下してもらえると思います。

終了・削減の方向に話が進めば、実はいまいるエンジニアたちだけでまだまだ開発できるという結果になり、エンジニア採用は直近でしなくてもいいという結論になるかもしれません。

最終的に、エンジニア採用を決断する

提案の結果、終了させるサービスや削除する機能が無かったとしたら、それはエンジニアとしてもとても幸せなことです。なぜなら、あなた方が書いてきたコードは今もすべて価値があるということだからです。この場合は、仕事は減らないので、エンジニア採用を決断しましょう。

このように、「エンジニア採用」と「サービス・機能継続」の2軸でバランスとった考え方をしていけると選択肢の幅が広がるのではないでしょうか。