読書メモ『僕は君の「熱」に投資しよう ― ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義』佐俣アンリ(著)

Tadashi Shigeoka ·  Sat, August 8, 2020

『僕は君の「熱」に投資しよう ― ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義』佐俣アンリ(著) を読んだので、書籍から得た知見をご紹介します。

僕は君の「熱」に投資しよう ― ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義

『僕は君の「熱」に投資しよう』を読んだ背景

Twitter のタイムラインで見かけて「熱量がありそうな本だな」と思い、即購入して読みました ?

以下、印象に残った箇所の引用とメモです。

DAY1 熱があるなら、ぶつけようぜ

起業とは、夢を「見続ける」生き方

しかし起業というのは、とくにアプリ開発などのインターネット事業の場合、ほとんど元手ゼロのド素人で、今、この瞬間からでも始められる、超ローリスクのゲームだ。

もちろん開発のためのパソコンやインターネット、プログラミングの知識は必要になるが、機材はフリマアプリなどで格安で入手できるし、プログラミングは今や子供向けの教育講座があるくらいだ。少しググれば無料のテキストや格安のオンライン講座がある。

? 起業 = 超ローリスク、ハイ/ミドルリターン

起業とは事業を起こすことに他ならない。世の中には、誰も気づかないほどニッチな事業で巨万の富を得ている起業家もいれば、ほどほどの収益だが、自分の趣味と仕事を両立できるような事業を行い、人生を楽しんでいる起業家もいる。

人に称賛されるような大成功をしなくても、人知れずほどほどの成功さえしていれば食っていくことができる。

プロ野球選手などのように戦力外通告があるわけでもなければケガをしたら終わりということもない。年齢制限もない。うまくいかなければ事業を変え、また成功を追いかけることができる。

? 起業のリスクの低さを皆に知ってほしい事例

DAY3 成長しなければ、死ぬ

「頑張る」と「成長」は別

勘違いしてはいけない。「頑張る」のと「成長する」のはまったく別のことだ。起業家の大義は事業を成長させることだ。なにせ、投資を受けた以上、他人のお金を使って事業をやっているんだ。頑張っても事業が成長しないのであれば、その頑張りは無意味である。

? 「頑張る」のと「成長する」のは全く別のこと。

起業家の成長とは、事業の成長のみ

起業家は、事業によってのみ成長する。

事業が伸びなければ3年やっても、30年続けても、3分しかやっていなくても大差ない。どれだけ時間をかけても、身を削っても、形にならない成長なんてすべてまやかしなんだ。

? 起業家は、事業によってのみ成長する。

何十人もの社員をマネジメントしたり、社外の人に協力してもらったり、ユーザーに納得・賛同してもらってサービスを使い続けてもらうには、必然的に起業家は「良い人」にならざるを得ないとも言えるだろう。

? 事業成長のために必然的に起業家は良い人になる。

つなり、どんな人間だろうと、事業が伸びていれば、それに適合した人格になっていくのだ。発言も社会性を帯びてきて、顔つきも一起業家から一経営者へと確実に変化していく。

でもそれは、合理的な結果としてそうなるのであって、道徳なんとかは一切関係ない話だ。 断言しよう。 成長する事業が優れた人格をつくる。 その逆はない。

? 成長する事業が優れた人格を作る。

誰よりも成長した男

仮の凄みは、誠実さと、それを支える尋常ではない仕事力である。彼はどんな人と接するときも徹底的に腰が低く、けっして締切や約束を破らない。自分が一度決めたことは、必ず実行する。誰にも「この人の頼みは断れないな」と思わせるところがある。

? 誠実さ、仕事量、謙虚な姿勢。 当たり前のようなことを愚直にやることが成功へと繋がる。

DAY7 圧倒的な未来を、つくろう

日本の若いやつらは、異様に優秀

一方の日本は、2000年前後からようやく本格的にゲームを始めて、一度か二度クリアした人がちらほらいる感じで、全体的にはまだまだレベル10くらい。スライムは簡単に倒せるが、ちょっと強い敵が出てくると、かなり手こずる段階だ。

? レベル10からでも攻略法を知っているシリアルアントレプレナーと起業するメリットは大きいと感じる。

以上、ひたすら事業成長させていきたい、現場からお送りしました。