『私、社長ではなくなりました。 ワイキューブとの7435日』 安田佳生(著) を読んだので、書籍から得た知見をご紹介します。
Kindle Unlimited に 『私、社長ではなくなりました。 ワイキューブとの7435日』 という気になるタイトルの本があったので読んでみました ?
以下、印象に残った箇所の引用とメモです。
本当のことをいうと、全員でラスベガスに繰り出すほど会社に余裕があったわけではない。社員のモチベーションを高めるために、当時の営業利益をすべて旅行につぎ込んだのだ。二度目のラスベガス旅行のときは、九・一一のテロが発生し、帰りに立ち寄ったサンフランシスコで四日間の足止めを食らうという事態にも遭遇した。サンフランシスコでは滞在費用が底をついただけではなかった。社員は気づいていなかったと思うが、このときは帰国があと三日延びたら会社が倒産してしまうところだったのだ。
? ラスベガスへ社員旅行に行って、会社が倒産しかけるの笑えない。
なぜ家賃が一千二百万円もの高層ビルに入ったのか。新宿二丁目の古いオフィスでコツコツと売上を伸ばし、徐々に会社を大きくしていけばよかったのかもしれない。けれども、私にはその選択肢はなかった。なぜかと聞かれても、「我慢できなかった」としか言いようがない。高層ビルに入っている会社に営業に出かけるたび、雑居ビルにある自分の会社が負けている気がした。おしゃれな受付のある会社を訪問するたび、受付のない自分の会社を引け目に感じていた。そういう劣等感を、そのままにしておくことができなかった。ひとつひとつ克服していかないと気がすまなかったのだ。
? 劣等感からアクセルを踏み間違えたアンチパターン
会社というのは仕事をする場である。利益を上げていくことが、会社が存続していくための前提条件なのだ。その優先順位を見誤っていた。
? 会社経営の優先順位を見誤っていた。この一言に尽きる。
以上、『私、社長ではなくなりました。 ワイキューブとの7435日』 を反面教師として参考にしつつ、会社経営をしていきたい、現場からお送りしました。