『パーパス 「意義化」する経済とその先』岩嵜博論, 佐々木康裕(著) を読んだので、書籍から得た知見をご紹介します。
社内 Slack で知り、『パーパス』というワードに馴染みがなかったので読んでみました ?
以下、印象に残った箇所の引用とメモです。
メッセージを受け取る側が「なるほど、勉強になるな」と「あの人はいつも正しいことを言ってくれるな」と感じてブランドを好きになることはほとんどない。人々が反応するのは、正しいだけでなく、おもしろい、かっこいい、大胆、痛快など感情が動くようなメッセージが届いたときだ。
? 正論、真面目なメッセージだけでは響かない。
パーパスは、適切なコミュニケーションやクリエイティブと組み合わさることで、初めて消費者に伝わり、インパクトを持ち得る。「良い子」「真面目」だけで終わらないメッセージの工夫の試行錯誤とプラクティスの確立が今後はますます欠かせないだろう。
? メッセージに試行錯誤、ひと工夫が必要になっていく。
パーパスは単なる慈善活動でも、飾っておくだけの美辞麗句でもない。市場を再定義し企業の成長を牽引するものであり、かつステイクホルダーを束ね、動機づける。パーパスは企業を新しい成長の次元に牽引するために、戦略の中心に置くべきものだ。
? パーパスは単なる綺麗事で留まるのではなく、企業戦略の中心に置くべき。
「人間性(ヒューマニティ)」への配慮が求められ、率先してそのような対応をしている企業が従業員から大きな支持を集めている。この構図は、 BLMがある種のマーケティングとして機能しているのと(従業員か消費者かというターゲットの違いはあれど)同じだ。
? 「人間性」への配慮を意識していきたい。
「Instagram+メルカリ」の次世代型倹約スタイル 若者世代を象徴する新しい消費スタイル、「スリフティング(倹約)」を紹介しよう。 昔から「古着」や「ユーズド」の商品は一定層のファンがいたが、 Z世代の間ではそれらはメインストリーム化している。また、それが単なる買い物の方法ではなくライフスタイルそのものになっているのが興味深い。
? Z世代はスリフティングがメインストリーム
彼女のような Z世代の多くは、オンラインマーケットプレイスである「 Depop」( 1500万人のユーザの 90%が Z世代であり、同世代に爆発的な人気を持つ)を利用している。 Depopは買いやすさや手軽さなどの UI以上に世界観を重視しており、メルカリなどのフリマアプリというよりも、 Instagramなどに UIが近い。 ユーザはお気に入りの他のユーザをフォローし、そのユーザが販売するものをフィード形式で閲覧することができる。
? Depop、初めて知ったので使ってみる。
以上、パーパスを取り入れていきたい、現場からお送りしました。