読書メモ『ザ・スタートアップ――ネット起業!あのバカにやらせてみよう』

Sun, May 12, 2024 - 3 min read

『ザ・スタートアップ――ネット起業!あのバカにやらせてみよう』を読んだので、ご紹介します。

Chapter 1 原点はダイヤル2Qにあり

光も影も描かれた青春時代

「俺みたいになるなよ」

本書には、「企業の成長段階に応じてトップは、コマンドー、将軍、官僚の三種類に分かれる」という話も紹介されていますが、黎明期を突進するコマンドーであった経営者がそのまんま大将軍になった会社は、成長が止まるわけです。コマンドーだった経営者には、組織の成長段階や規模によって将軍や官僚へと別人に生まれ変わっていくか、あるいは将軍や官僚ができる人にバトンタッチするか、どちらかが求められる。

📝コマンドー、将軍、官僚

Chapter 5 敗者復活戦としてのiモード

事故の教訓

気持ちのいい話ではあるが、それは同社が商人の目の子勘定で許される世界から、より高度なリスク管理が要求される近代的な経営の世界に踏み込んだことを意味している。すべてのベンチャー経営者にこうした企業の社会的な責任看取が必要であるとは筆者は考えていない。ひょっとすると、それを経ない成功パターンもあるかもしれない。しかし、成功したどの経営者も程度の差はあれ、ある時期腹を括った勝負をやり、それにより大きく会社を発展させるという傾向はあると思う。後になって「転機」として振り返る部分である。そしてその時、経営者は精神的にも大きな変質を遂げる。

📝商人からベンチャー経営者へ。 腹を括った勝負をする。

以上、ザ・スタートアップな環境で腹を括った勝負をしていきたい、現場からお送りしました。