読書メモ『小澤隆生 凡人の事業論』

Tadashi Shigeoka ·  Sat, February 22, 2025

『小澤隆生 凡人の事業論――天才じゃない僕らが成功するためにやるべき驚くほどシンプルなこと』を読んだので、ご紹介します。

前職で大変お世話になった方についての本が出版されたということで読みました。

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第1講 事業立ち上げの心構え 凡人でも素質がなくても成功できる まずは勝ち方のパターンを知る

優先順位をつけられていない人が多い

これは想像だけど、事業づくりってあまりにも考慮すべき要素が多すぎて、すべてを網羅した上で何が本質的に大切なのかという優先順位をつけられていない人が大半なのではないかと思っています。

📝 何が本質的に大切なのかという優先順位をつける。徹底したい。

誰もがイノベーターになる必要はない

僕も含めて、多くの日本人は既存の教育システムを通して、「既にある問題を解く」ことに慣れ親しんでいます。その是非は別として。そんな環境で育った僕らの強みは、アイデアを形にしていくエグゼキューション力(執行力)だと思います。事業の成否は、その人の実行能力によって確率が大きく変わります。起業や新規事業は、どちらかというと「何をやるのか」というアイデアの方に焦点が当たりがちです。でも僕は「どうやってやるのか」の部分の方が成功を左右すると思っています。

📝 僕らの強みは、アイデアを形にしていく執行力。

第2講 事業立ち上げの第一歩 「ゴール設定」ですべては決まる 実録・楽天イーグルス創業①

情報収集のコツ、「正しい問いを投げる」

仮説は自分で考えていないとダメだし、それは常に依頼する側の意思決定者が持っておくべき

📝 仮説は自分で考えて、常に依頼側の意思決定者が持っておくべき。

暗い周囲を明るく照らす

事業づくりで最初にすべきなのは「正しいゴール」を決めること。  正しいとは「絶対に達成しなければならない」という最低水準のこと。これを定めて 51点を取ることを目指す。  ゴール設定は、誰が見ても納得できるものにする。「まあ、そうだよね」という感覚が大事。

第3講 戦略の本質 その「打ち出し角度」は正しいか 実録・楽天イーグルス創業②

やるべき優先順位を意識する

打ち出し角度を共有している限り、みんながやろうとしていることに間違いはないんです。いつも問題になるのは「何からやるべきか」という優先順位なんですね。山ほどある作業の中から、どれを優先すべきか。そこで、あるときから僕は一番大事な要素をボウリングのセンターピンになぞらえるようにしました。ボウリングのゲームは 10ピンあるけど、端のピンだけを倒してもインパクトは小さいじゃないですか。だけど、中心のセンターピンを倒せば、ほかのピンも一気に倒れます。だから打ち出し角度の中で、やるべきことが多数あった場合は、そこからできるだけインパクトの大きい要素をまず攻略するように優先順位を付けるべきなんです。

📝 センターピン、できるだけインパクトの大きい要素から倒す。

第9講 小澤隆生の人生論 仮説を立て、問い続ける 祭りは見るより参加せよ

⑧場をつくれる人に

楽天を退職した後、しばらく自宅で小澤総研というスタートアップのインキュベーションをやっていた時期があります。当時の家には地下があって、そこに会議室とセミナールームを用意して、起業したばかりの若者たちに解放していました。今でいうコワーキングスペースですね。打ち合わせをやって、投資の面談をして、セミナーをする。現在のシェアオフィスとかでやっているようなことを、自分の家でやっていたんです。振り返ると、あれは本当にすばらしい場所だったと思います。人が集まれる場を自宅につくるというのは最高ですよ。もう、毎日のように勉強会を開いたり、ランチ会を開いたりして、絶えず人と会っていました。

📝 小澤総研にお世話になった者として、感謝しかないです。本当に素晴らしい場所でした!

以上、凡人なのでシンプルに勝ちに徹底していきたい、現場からお送りしました。