海外向けSaaSをのリリース時点で利用する決済サービスに、Stripe PaymentsとZuora Billingのどちらを選ぶか検討した内容をご紹介します。

結論 Stripe Paymentsからはじめよ

最初に結論から述べますと、海外向けSaaSリリース時点で利用する決済サービスはまずStripe Paymentsから始めることをお勧めします。

Stripe Payments

Stripe Paymentsの大きなメリットは、従量課金制を採用しているため、コストを抑えながら小規模なビジネスでもスタートできる点です。初期導入費用が不要で、トランザクションごとの手数料を支払うモデルなので、売上が増えるまで大きなコスト負担を心配する必要がありません。また、導入が簡単でスムーズなため、開発リソースが限られている企業でも短期間で決済システムを実装できるのも魅力です。特に、SaaSビジネスでは、まず小さく始めて市場反応を見ながらスケールアップを図ることが多いため、Stripeの柔軟な料金体系は非常に有用です。

Zuora Billing

一方で、Zuora Billingは高機能である分、初期導入費用やライセンス費用が高額になる傾向があります。Zuoraは主にエンタープライズ向けの複雑なサブスクリプション管理や、詳細な請求処理が必要なビジネス向けに設計されています。そのため、複数の価格モデルや契約内容を管理したい企業には非常に強力なツールですが、SaaSの初期段階で導入するにはコストがかかりすぎる場合があります。

以上、海外向けSaaSで利用する決済サービスはStripeから始めていきたい、現場からお送りしました。