Auth0 料金試算 [BtoC 編]

Auth0 を BtoC 向けに利用する想定で、料金試算した内容をご紹介します。

Auth0

背景 Auth0 を BtoC 向けの Web サービスで活用したい

Auth0 を BtoC 向けの Web サービスで活用したく、コストパフォマンスが合うか調査したというのが背景です。

Auth0 Pricing ページを見ても Developer プランの場合は月間5万ユーザー以上の料金体系が問い合わせないと分からないので、問い合わせて質問してみました。

Developer, Developer Pro, Enterprise プランの比較

Developer vs Developer Pro

Enterprise Connection を利用する、しないで判断する。

SAML とか必要なら Developer Pro を選択するべきですが、今回は BtoC 用途なので Developer プランで充分と判断しました。

Developer プランの料金

MAU 5万までは Developer プランで利用できる。

$1,138/mo

> 1138/50000
0.02276

月間に利用した1ユーザーあたり $0.23 掛かる計算になります。

Auth0 アカウント作成方針

Auth0社の方に、Developer プランでは、テナント1つしか作成できないので production, staging, development とアカウントわけて作成してもらうと良いかもというアドバイスを頂きました。

Enterprise プランの料金

Auth0 社へお問い合わせしないと聞けない情報なので、本記事での掲載は割愛します。

ただ、MAU 5万を超えると Enterprise プランへ切り替えるしか無いので、その場合の利用料金はかなり高くなるようでした。

所感 Auth0 は顧客単価の高い事業に向いている

Auth0 は 1ユーザーあたりの月間費用が $0.23 掛かるため BtoC 向けに導入する場合、有料課金サービスや SaaS などが向いていると思いました。実際に、導入事例を聞いてみると顧客単価の高いビジネスで利用されているケースが多いと感じました。

逆に言うと、顧客単価の低い BtoC 事業には Auth0 を導入すると、採算が取れなくなってしまうため便利だからといって安易に導入してしまうと MAU が増えたときに Auth0 の料金が事業のボトルネックになってしまうかもしれません。

以上、Auth0 がリーズナブルな料金体系になると BtoC でも活躍できそうだなと思った、現場からお送りしました。